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GCCの安全保障- イラン・イラク戦争から湾岸戦争を越えて、地域が目指す先は? - |
GCC諸国は、以前に比べ数多くの問題点を抱えているもの、基本的に他の中東諸国より比較的政情は安定している。反政府組織(イスラーム原理主義者)にしてもヨルダンやエジプトのような大きな影響力を持っているとは言いがたい。 また石油価格も、11月初旬でドバイが1バレル19ドルと高い水準ではないが、堅調に移行している。 このことから考えても、GCC諸国は、当分は現体制のまま進むと思われる。クーデターが起きる心配はあまりないというのが私の結論である。その母体になる軍隊の部隊・組織も見あたらない。 GCC諸国にとって依然不気味な存在であるのは「イラク」である。長い国連制裁の中で、未だに挑戦的な態度を捨てていない。イラクを追いつめることは、なにをするか予測のつかないフセイン政権を挑発することになるので、GCC諸国としては、避けたいところだ。また、イラクが国連制裁解除後求めてくるであろう、OPECの生産割り当てが、どうなるかで、原油価格の動向が決まる。GCC諸国にとってこの面から言うと、イラク制裁が続いたほうが得である。 |
アメリカが強行に反対しているためイラクの国連制裁解除は、まだ先になるという見通しだ。 最後になるが、この11月8日には、橋本首相が、サウジ公式訪問をした、その際、サウジアラビア側は、日本の投資増加を要請してきた。 サウジアラビアは、現在、アメリカ一辺倒になるのを嫌って、民生部門での日本の協力に期待をかけていると言われている。 日本も原油の安定供給を望むなら、サウジアラビアの重要性を認識し、平時のいまから経済交流による関係親密化に乗り出すべきである。
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